広域的地域間共助協議会 事務局便り

「震災時に、お互いが助け合うシステム作り」がテーマの調査研究事業が本年(平成25年)から国交省所管で始まりました。「広域的地位間共助推進事業」です。この調査研究事業に応募するには「都道府県を異にする基礎的自治体が二つ以上参加した協議会を設置する」というハードルが有りましたが、お陰さまで7つの基礎的自治体を含めた30の団体、組織の皆さんで「広域的地位間共助協議会」を作り採択を受けました。商店街メンバーで構成されているNPOが主体となった協議会です。

震災疎開先体験事業 in 北海道 (剣淵町 & 滝川市)

 

10月6日・7日の2日間、北海道剣淵町滝川市をめぐる震災疎開先体験事業(下見ツアー)が実施されました。

体験事業への参加者募集は、発寒北商店街振興組合により行われました。震災発生後の復興活動の中心的役割を担うのが商店街メンバーであることから、彼らの参加しやすいスケジュールをベースに日程を決めたところ、土日の二日間の休みをとる事が難しいことが判明し、結果、日曜日に出発し、月曜日の午前中10時までに帰ってくるというスケジュールとなりました。

 

剣淵町のアルパカ牧場では、休日にもかかわらず、剣淵町の佐々木町長や職員の皆様にお出迎え頂きました。

 

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アルパカ牧場の後、被災した時に疎開避難者の受入所となる施設である健康福祉ふれあいセンターに移動し、佐々木町長自ら施設を詳しく案内して頂きました。

 

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健康福祉ふれあいセンターの見学の後、ここから歩いてすぐの、剣淵町が誇る「絵本の館」に一行は移動し見学。スロー映画「じんじん」でも使われたこの絵本の館について町長にご案内頂きました。この町が子供たちを大切にしている事がよくわかる施設です。

 

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体験事業の特徴として、防災に関する講演会と救急救命訓練が行程に組み込まれています。この絵本の館の会場で、防災に関する講演会が行われました。講演者は織本病院看護部長・メディカルセンター長の鈴木秀明氏。

 

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講演会の後、別室に移り、剣淵町特産の90種類もあるジャガイモのうち、6種類を付加した状態でご用意いただき、ジャガイモの試食会となりました。紫色のものやオレンジ色の強いもの、白いもの、黄色いもの等、様々なジャガイモと、剣淵の高校生が作った美味しいトマトジュースを頂きました。

 

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滝川市の「滝川ふれ愛の里」に移動。滝川市商業観光課の浦川課長、たきかわ観光協会の嶋田事務局長他にお迎えして頂いた。こちらで滝川市の地元消防署と日本ファーストエイドソサェティとのコラボによる救急救命法訓練体験を実施しました。

参加者は商店街の役職者の名前をドールにつけて「●●さん、大丈夫ですか~?」という呼びかけを行い、訓練会場は非常に和気あいあいの状態となりました。

 

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救急救命法訓練体験が終わり、会場を近くの会場に移し、滝川市名物の味付きジンギスカンでの交流食事会が開催されました。交流食事会には、たきかわ観光協会の方々3名も参加して頂きました。

 

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翌日、「滝川ふれ愛の里」から8時10分に出発し、10時ちょっと過ぎに発寒に到着。