朝日新聞に協議会の活動が取り上げられました
震災疎開先体験事業 in 群馬県沼田市
10月13日・14日の2日間、新宿区から群馬県沼田市への疎開先体験事業(下見ツアー)が実施されました。
体験事業実施日当日、翌日とも天気に恵まれました。参加者も時間通りに集まり、予定通りに出発。今回は、前回の北海道ツアーよりも平均年齢が高く、前町内会会長や現町内会会長、商店会長の母親等、安心・安全な街づくりに関する重要な地位を占める方たちを中心に参加頂きました。
バスは予定通りに出発したのですが3連休の為、高速道路は大変混んでおり、オータムフェスタの会場となる沼田市沼田公園には予定よりもだいぶ遅くなって到着となりました。
沼田市役所の方と連絡を取りつつ、バスの停車場に案内してもらい無事に会場に到着。ハッピを着て地元イベントの成功に尽力する沼田市役所の部長さんや課長さんにお出迎え頂きました。
オータムフェスタ会場では自由行動となり、参加者の方にこちらで昼食をとって頂きました。枝豆を使ったエダマメンチ(枝豆入りのメンチカツ)や焼き団子、焼きりんご、コンニャクと豚肉の煮込み、ソーセージ等、地元の特産品を使った食べ物や、インド料理やメキシコ料理、現地で栽培された様々な野菜。こけしづくりの技術をベースとした木工製品等が展示販売され、舞台では地元のフラダンスチームが踊るなど、趣向を凝らしたイベントとなっていました。
予定されていた時間を30分ほど繰り上げ会場を後にして吹き割の滝を観光。残念ながら、足の悪いご高齢の参加者の方には滝までの道が厳しいため、1名はバスの傍の休憩所でお待ちいただく事となりました。一般的な滝のイメージとは違う滝で、素晴らしくとても気持ちの良い滝でした。
吹き割の滝を後にして、宿泊施設となる老神温泉の観山荘に到着。
到着後は荷物を部屋に置き、すぐに救急救命法体験を開始。救急救命法の講師はNPO法人日本ファーストエイドソサェティの岡野谷純氏、サポートは看護師の鈴木秀明氏。
まずは、気道確保の方法の講習を二人一組になりスタート。床に突っ伏したまま倒れているケースや仰向けに倒れているケース、壁に寄りかかったまま意識が無くなっているケース、多人数で倒れているケース等に対する対応等を学習。
心臓マッサージでは、一人一体のドールを使った講習となり、マッサージについて各自がみっちりと「実践で使える」までに練習をしました。AEDの使い方も2台を用いて練習。消防署の救命救急法の訓練を受けたばかりの人が参加者の中にいましたが、「できると思っていたが、全く出来ていなかった。いざという時の心づもりが出来た。参加して良かった。」との感想。救急救命法という共通体験を通して、知らない人と組む事により打ち解け、非常に良い雰囲気となりました。
救急救命法の体験後、7時から鳳凰の間で夕食となり、救急救命法体験の話などで盛り上がりました。
翌日は、各自、早朝から宿泊施設近くで開催されている朝市に行き、地元産品を購入する方も多数いらっしゃいました。朝食を同会場でとり、ホテルを予定通り出発して、講演会場となる白沢町振興局に向かいました。
会場では、林副市長をはじめとして飯田総務部長、師総務部防災対策課課長等、お休みにもかかわらず、多数の市役所の方達が出迎えてくださいました。また、講演会スタート時のあいさつの為に、星野巳喜男沼田市長がお越しになり御挨拶頂きました。あいにく星野市長は同地域で行われているイベントのあいさつの為に、退席しなくては行けなかったのですが、副市長をはじめ他の職員の方達に防災に関する講演会にご参加頂きました。
講演会講師は、看護師の鈴木秀明氏とNPO法人日本ファーストエイドソサェティの岡野谷純氏。震災時に起こった事を中心に、鈴木秀明氏が説明。岡野谷氏からは、震災時の母子に関する衛生や健康面での話しと、それにともなう母子や高齢者の安全安心清潔な場所への一時避難の必要性と一時避難に関する地域社会の理解促進の重要性について事例を交えて説明が行われました。
講演会終了後、望郷の湯で行われているリンゴ祭りに参加。こちらで昼食をとる事となりました。三連休の最終日の為、高速道路の混雑が予想されるため、滞在予定時間を30分程早めて出発。
早稲田と新宿駅で無事解散となりました。
震災疎開先体験事業 in 北海道 (剣淵町 & 滝川市)
10月6日・7日の2日間、北海道剣淵町と滝川市をめぐる震災疎開先体験事業(下見ツアー)が実施されました。
体験事業への参加者募集は、発寒北商店街振興組合により行われました。震災発生後の復興活動の中心的役割を担うのが商店街メンバーであることから、彼らの参加しやすいスケジュールをベースに日程を決めたところ、土日の二日間の休みをとる事が難しいことが判明し、結果、日曜日に出発し、月曜日の午前中10時までに帰ってくるというスケジュールとなりました。
剣淵町のアルパカ牧場では、休日にもかかわらず、剣淵町の佐々木町長や職員の皆様にお出迎え頂きました。
アルパカ牧場の後、被災した時に疎開避難者の受入所となる施設である健康福祉ふれあいセンターに移動し、佐々木町長自ら施設を詳しく案内して頂きました。
健康福祉ふれあいセンターの見学の後、ここから歩いてすぐの、剣淵町が誇る「絵本の館」に一行は移動し見学。スロー映画「じんじん」でも使われたこの絵本の館について町長にご案内頂きました。この町が子供たちを大切にしている事がよくわかる施設です。
体験事業の特徴として、防災に関する講演会と救急救命訓練が行程に組み込まれています。この絵本の館の会場で、防災に関する講演会が行われました。講演者は織本病院看護部長・メディカルセンター長の鈴木秀明氏。
講演会の後、別室に移り、剣淵町特産の90種類もあるジャガイモのうち、6種類を付加した状態でご用意いただき、ジャガイモの試食会となりました。紫色のものやオレンジ色の強いもの、白いもの、黄色いもの等、様々なジャガイモと、剣淵の高校生が作った美味しいトマトジュースを頂きました。
滝川市の「滝川ふれ愛の里」に移動。滝川市商業観光課の浦川課長、たきかわ観光協会の嶋田事務局長他にお迎えして頂いた。こちらで滝川市の地元消防署と日本ファーストエイドソサェティとのコラボによる救急救命法訓練体験を実施しました。
参加者は商店街の役職者の名前をドールにつけて「●●さん、大丈夫ですか~?」という呼びかけを行い、訓練会場は非常に和気あいあいの状態となりました。
救急救命法訓練体験が終わり、会場を近くの会場に移し、滝川市名物の味付きジンギスカンでの交流食事会が開催されました。交流食事会には、たきかわ観光協会の方々3名も参加して頂きました。
翌日、「滝川ふれ愛の里」から8時10分に出発し、10時ちょっと過ぎに発寒に到着。
沼田市さんの取組みが上毛新聞の一面に載りました
先月の記事ですが・・・
http://www.jomo-news.co.jp/ns/6213764932247143/news.html
協議会の参加メンバーである群馬県の沼田市さんが首都圏での震災に備えて受入体制を整備してくれています。震災時には、清潔な水もミルクも紙オムツも手に入らないような状況になり、けが人も沢山出るので、子供を産んでもすぐに病院から出されてしまいます。その為、乳幼児を持つご婦人やご年配の方にとって震災時の疎開が必要になるとおもいます。
沼田市は東京から近く、良い温泉もありますので、日頃からこのような対応をしてくれている沼田市に是非遊びに行ってみてください!!
8月24日 只今新幹線車内、岡山に向かっています
広域的地域間共助協議会の会長を務めさせていただいている安井です。
只今、東京駅を午前8時10分に出発した東海道新幹線博多行き車内から「事務局だより」に書き込みをしています。
今朝(8月24日)は、いつもより早めに起きて、午前5時から45分のウォーキングをしてから出て来ました。
本日の目的地は岡山です。岡山の商店街のお仲間に「広域的地域間共助推進事業」の説明と協議会へのお誘いをしてきます。
せっかく中国地方にお邪魔するのだから、レンタカーを借りて、島根にも伺い、島根の皆さんにも事業内容をお話ししようと思っています。
どの様な旅になるのか、楽しみです。